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最近増加している歯の移植について
最近、当院では歯の移植(歯牙移植)を行うことが増えておりまして、本記事を見ている方の中にも歯の移植について興味を持っている方が多いかと思われます。
しかし、実際に歯の移植と聞くと[なんとなく大きな手術をするような治療…]というような治療内容自体はあまりよくわかっていないという方が大半なのも事実。
今回はこの【歯の移植(歯牙移植)とは?】について解説いたします。
歯の移植も多種多様
移植と聞くと非常に高度で高額な治療というように思われることも多いですが、実は親知らずや埋伏している歯を他の抜歯が必要になった部位へ移植する場合は、健康保険の範囲内で治療を受けることができます。
親知らずについて
親知らずとは前から数えて8番目の一番奥に位置する歯で、上下左右の計4本あります。
現代人は顎が小さくなり親知らずが歯列の中に収まらず、横向きや斜めに生えてくることが多く、様々なトラブルの原因となる場合があります。
治療は早めに行うのが重要です
移植した歯は歯髄の処置をして被せ物をする必要がありますが、インプラントとは違い、ご自身の歯で失った歯を補う治療が行えるということで抵抗が少ないと思われる方も多いです。
移植の成功率については、移植する歯の形や移植先の状態にもよりますが、もし抜歯が必要と言われているけど親知らずが残っているのなら、一度、歯の移植も選択肢として検討されても良いのではないでしょうか?